Twitter APIに関する変更・無料提供が終了し、一部SNSマーケティングの手法は苦しくなる?

Twitter API有料化
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Twitter APIの無料提供を終了

Twitter社が2月2日に突然、Twitter API(Application Programming Interface)の無料アクセス終了を発表しました。その後の公式ツイートで、終了日が2023年2月13日まで延長→さらに2月14日に「a few more days(数日)」遅れまっせ〜とさらに延長を発表→さらに2月18日に「数週間にわたって段階的にロールアウトします」としています。

Twitter社の公式からのリリースは以下の通りです。

https://twitter.com/TwitterDev/status/1621026986784337922?ref_src=twsrc^tfw
2月2日の公式ツイート

Google翻訳「2 月 9 日以降、v2 と v1.1 の両方の Twitter API への無料アクセスはサポートされなくなります。代わりに、有料の基本レベルが利用可能になります🧵」

2月14日の公式ツイート

Google翻訳「Twitter API の今後の変更については、非常に多くの熱意が寄せられています。開発者コミュニティに最適なエクスペリエンスを提供する取り組みの一環として、新しい API プラットフォームのリリースをさらに数日遅らせます。」

2月18日の公式ツイート

Google翻訳「Twitter は、開発者エコシステムの成功に取り組んでいます。プラットフォームの品質とパフォーマンスに集中できるように、今後数週間にわたってロールアウトを段階的に行うため、以前の更新は引き続き有効です。ありがとう!」

とのことです。2月18日を最後に公式ツイート自体が止まってしまっていることもあり、結局のところ詳細がハッキリしませんが、少なくとも有料化する方向性は変わらないと想定されます。

APIとは?

APIは受け渡し窓口のようなもの

APIとはプログラム同士がどのように相互作用するかを定義するもので、簡単に言うと「システム同士がデータを受け渡しする窓口」みたいなイメージです。例えば、APIは他のWebサイトとのやり取り(投稿を公開するとか)を可能にする機能です。

Twitter連携がなくなる?

全ての連携が終わる訳ではありませんが、多くのソーシャルメディアで、Twitterアカウントと連携する機能が削除されます。これにより、新しい投稿が公開された時に、連携していたソーシャルメディアからTwitterに自動的に直接共有される機能(Twitterへの自動投稿機能(bot)、最新の投稿やツイートを自動的に表示する機能)が影響を受け、機能がなくなるケースも出てきます。

この変更は、Web版、Android版、iOS版の全てに直ちに反映されました。もちろん「有料化したAPI」を使用すれば引き続きTwitter連携を維持できます。しかし無料だから皆が使っていたのであり、有料APIは継続困難な利用者も多くなりそうです。

一部のSNSマーケティング手法への影響

意外と思われる人も多いでしょうが、日本はTwitter利用率が世界一の国です。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN22DY00S2A121C2000000/

その上、Twitter APIが無料で使える(=自動化して拡散させるのにコストがかからない、投稿の大量生産が低コストで可能になる)こともあり、一部のインフルエンサーマーケティング、SNSマーケティング、SEOなどの事業者では非常に便利に使われてきました。Twitter投稿を主軸にしている手法だと、結構な影響を受けるものと考えられます。

今回のTwitter社の変更で影響を受けるサービスや事業者は広範囲になることが予想されます。外注でSNS運用をしている所は、一度確認しておいた方が良いかもしれません。

当社は上記で例示したような手法を全否定する気は毛頭ありません。本コラムは「今回のTwitter社の仕様変更の影響が大きいことから企業のWeb戦略に影響が出るケースが考えられる」ことを趣旨として開示しています。

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