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コラム
【改訂2024年1月版】 今や贅沢品になったマクドナルド!「ビッグマック指数」に見る日本人の悲しい購買力
ビッグマック指数とは、イギリスの経済専門誌「エコノミスト」が年2回発表している、「絶対的購買力平価」という為替レートを考える時の説をベースにした経済指標です。 【2024年3月追記】「エコノミスト」の最新データに表を差し替え。 英エコノミスト... -
コラム
2023年に何が起こる? 日本と世界の経済見通し、マクロではリセッションの年か?
アメリカ経済とインフレ 原油、天然ガス、銅、穀物などの商品価格は、アメリカFRBの量的金融緩和政策の解除が効いてきたことから落ち着きを取り戻しています。 また12月27日に発表されたケース・シラー住宅価格指数(10月分)をみる限り、アメリカの不動産価... -
コラム
米国の金融政策が効かないインフレの謎、200万人の労働者が消えた?
ウクライナ戦争が主要因ではない 2000年代後半から、世界的に経済は低インフレ基調でした。様々な要因はありますが、冷戦終了によるグローバリゼーションとIT化の二つが主要な理由です。 ところが2021年の夏頃から日本以外の主要国はインフレ率が急上昇し... -
コラム
クレディ・スイスの経営危機、資金流出が止まらない!
クレディ・スイスはスイスの国策会社で、世界トップ10に入るチューリッヒに本店を置く金融コングロマリットです。かつては「クレイジースイス」などと呼ばれ暴れ回った時期もありました。 今回の経営危機の理由が?でよく解らない アルケゴス・ショック 20... -
コラム
イギリスで起こっている金融危機の兆候
イギリス年金基金の破綻危機 年金基金の性格上、運用の主力は国債です。ところが10年以上続いた金融緩和下での国債金利は、年金基金の予定運用利回りに届きません。そこでイギリス年金基金は、長短金利の「スワップ取引」を行いました。それもレバレッジ5... -
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米国利上げと日本の為替介入、久しぶりの介入も黒田総裁の手法は上手!
大方の予定通り、21日の米国FOMCで0.75%の利上げとなり、FFレートは3.00~3.25%になりました。米国債2年物利回りが4%ちょっとなので、年内(11月と12月の2回のFOMC)で1%程度の利上げが、現時点で市場のコンセンサスです。アメリカの不動産価格がバブ... -
コラム
(書評)コンテナ物語、冷戦後のグローバル化を牽引した箱の発明
世界を変えたグローバル化の実際 筆者が読んで紹介したい本を、書評として更新していきます。第1弾は「コンテナ物語ー世界を変えたのは「箱」の発明だった/増補改訂版」です。 2020年〜2022年ぐらい(コロナ時代)は、至る所でサプライチェーンが分断さ... -
コラム
米国インフレと為替(2022年秋の金融グローバル環境)
注目されていた8月の消費者物価指数(CPI)が、アメリカ労働省から9月13日に発表されました。 上昇率は前年同月比+8.3%で、高止まりしています。平均時給も32.36ドルと過去最高を更新しました。FRBは、6月と7月のFOMCで2回連続で0.75%の大幅利上...
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